「人は死んだらどうなるのか.その心はどこに行くのか.本当のことは誰も知りません」 © 小此木優子 as ヤサコ.げ,今度は serial experiments lain ですか.切な過ぎです,勘弁してくださいよ,センセ〜.ハラケンが見ている黒カンナはまるで四方田千砂じゃんかよ〜.鳥居階段で「助けて……」.あれ,今でも歩行者信号青で鳴るのは「通りゃんせ」なの?
イサコにハラケンにヤサコ. 2026 年の小学六年生はこんなにも切ないのか.ハラケンの医師「子どもはもっと本物の何かで遊んだ方が佳いかも知れないね.ちゃんと手で触れる何かで」.真っ当な意見ではあるけど,安全地帯からの発言でもあるな.お〜,ガチャギリにナメッチ,久し振り〜.夕暮れの大黒市立本町図書館の壁の前.夕焼け.鴉 (?) の群れ.「最後」の夏休み.ハラケンの嘘言.それに縋るヤサコ.これが小六か.このときの二人はいずれもメガネは使わない.→「死んだ人の苦しみや痛みも癒せますか」.
ヤサコのキラバグ解説.もともとは希少価値のあるメタバグの謂だったようだが,メタバグが持つ正体不明性に加えて,その希少価値故にオカルト的な意味合いも纏うようになったということである.実在よりも非在的存在.キラバグの使い道.「本来,ある隔離された空間に接続するプログラムであり,それを集めて起動することにより「あっち」との通路を開くのだ」.その意味なら綺羅バグと当てるのも正解か.
あれ? メガネ・バーチャルでは音はリアル? バーチャルなのは視覚だけ? 暗号 (アンゴウ) のルーツはメタタグと同じだそうな.ガチャギリ経験主義者.パターン認識能力に秀でる.ハラケンにも頭痛.イサコにも頭痛.サッチー五体,ポチ,タマ,チビ,コロ,ミケ.イサコのイリーガル収集は臨界値.手が離せない中のイサコに迫るサッチー群.ハラケンの取引提案.「サッチーの命令プロセスのアクセス・コードと交換しろ」→「あっちに連れてってくれ」.ヤサコはカンナの事故現場に向かっている.
- Baccano! DVD 1
- Baccano! OP CDS / Baccano! ED CDS / Baccano! OST
いきなりモロにヘルメス的な言辞が出て来てびっくりである (笑).
タブラ・ズマラグディナ
「一なるものの奇蹟を成し遂げるにあたっては,下にあるものは上にあるものに似ており,上にあるものは下にあるものに似ている」 © ヒューイ・ラフォレット.
「そして万物は一なるものの思想によって一なるものから得られたように,万物は順応によってこの一なるものから生まれた」 © グレット・アヴァーロ.
この二人が↑の引用を何語で語っていたかは不明だが (笑),ラテン語だとすれば以下のとおり.
"Verum, sine mendacio, certum, et verissimum: Quod est inferius est sicut quod est superius," © Huey Laforet.
"et quod est superius est sicut quod est inferius, ad perpetranda miracula rei unius." © Gred Avaro.
[ The Latin Text of Secretum Secretorum (Tabula Smaragdina Hermetis) より ]
こりゃモロにヘルメス主義の古典*『エメラルド板 (Emerald Tablet / Tabula Smaragdina)』の冒頭四行である.シモンズのネルヴァル論でも引用されていて,訳文は「ピタゴラス以後の神秘主義者たちの中心的秘儀,ヘルメス神の<エメラルド碑>が「事物は下界であると同じように,天上界でも同じである」という言葉」*となっている.エーコの『フーコーの振り子』の訳本では最初に出て来たときは漢字で「翠玉板*」と表記されている.この本には他にも数カ所言及がある*.
ピエール・リファールがこのテキストから見出したものが以下の八つの要素*.
- 著者の非個人性
- 俗人とイニシエ (秘義参入者) の対立
- 微細なもの
- コレスポンダンス
- 数
- 隠秘学
- 隠秘芸術
- イニシエーション
アントワーヌ・フェーヴルが認めたのは以下の五つ*.欠けているのは相対的要素の「和協の実践」のみ.
- 基本要素
- コレスポンダンス
- 生きている自然
- 想像力と媒体
- 変成の体験
- 相対的要素
- 伝授
ゾシモスとシュネジオス
さらに,マイザー・アヴァーロ (Maiza Avaro) が比すべきと称せられている「シュネジオスやゾシモス」は Synesius に Zosimos の二人. Zosimos は紀元三世紀もしくは四世紀初頭,ギリシアのパナボリスの人で現在二十八巻の著作が残存している.幻視的錬金術を発展させた. Synesius は四世紀のの人でゾシモスの後継者の一人.この二人に加えて,オリュンピオドロス,アレクサンドリアのステパノスらが,惑星と金属を結びつける共感という観念を基本とするヘルメス主義的占星術の延長として発展して来た錬金術を展開させて,哲学的様相を加えて啓示された学として創り替えた*.
1711 年
今回のお話は 1711 年のアドウェナ・アウィス号での 出来事 であるとされている.このとき,デイリー・デイズ新聞社副社長のギュスターヴはどうだったか知らんが,クロードの方はすでに生まれている*.なお,ジョスリン・ゴドウィンによればエゾテリスム=ピュタゴラス主義・プラトン主義・ヘルメス学の浮沈は紀元後に限ればおおよそ七つの流行期があったそうである*.
- キリスト紀元最初の数世紀におけるアレクサンドリアの新プラトン主義
- 十世紀から十二世紀にかけてのイスラム世界の新プラトン主義
- 十二世紀のシャルトル学派
- フィレンツェにおけるマルシリオ・フィチーノのプラトン・アカデミー (創設は一四五〇年頃)
- 十六世紀末から十七世紀中葉にかけての薔薇十字運動の影響下にあった時代
- 一八〇〇年前後のロマン主義の初期
- 十九世紀末から一九一四年までの時代 (もちろん第一次大戦が木っ端微塵にしちまったのである)
先に出たゾシモスとシュネジオスは 1 の時期. 1711 年は上記の 5 と 6 との狭間の時期である.この時期のイタリア系は北アメリカ大陸では少数派だったはずである.と言っても,名前からすりゃ,伊仏英東欧とごっちゃみたいだな.この年,シャフツベリー卿が『モラリスト』たちでユニテを説いている.最後の錬金術師ニュートンも健在である.『光学』の初版刊行は 1704 年だが,その原稿は十年前の 1694 年にはほぼ完成していた.錬金術文献の整理として 1680 年から書き始めた『化学索引』は 1690 年頃まで続けられた. 1696 年にロンドン造幣局監事に任命されてから 1727 年に没するまでは錬金術に没頭していた.